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青森市三内丸山(9)遺跡
調査結果の概要
東北新幹線建設に付随する道路の付け替え工事に先立ち、青森市三内丸山(9)遺跡の発掘調査を行いました。 今年度の調査区は、平成17年度調査区(※)の西側に隣接しています。発見された遺構・遺物は決して多くはありませんでしたが、三内丸山(9)ムラの西端部の様子がわかってきました。
※三内遺跡2・三内丸山(9)遺跡(青森県教育委員会,2007. - 青森県埋蔵文化財調査報告書 ; 434.)で報告済.
主な遺構
性格不明遺構1基、埋没沢1条、流路4条が検出されました。調査区の北側で検出された性格不明遺構は、調査区の外まで延びているため全体を掘ることはできませんでしたが、やや大きめの池のような形をしているようです。中からは縄文中期後半の土器が出土し、平成17年度に見つかった竪穴住居跡と近い時期のもののようで、距離的にも近いことから、両遺構にはなんらかの関連がありそうです。形と大きさから見ると、沢から水を引き込むための施設だったのではないかと推定されます。
主な遺物
埋没沢の上層からは白頭山苫小牧火山灰(B-Tm)とともに平安時代の土師器・須恵器が、下層からは縄文時代中期の土器が出土しました。わずかですが、磨製石斧などの石器もみられます。また、埋没沢の土は水分を多く含んでいたので、流木などが朽ちずに残っていました。
調査区を北からみる(左に見えるのは新幹線の三内丸山高架橋:平成17年度調査区)
南西から見た調査のようす(右上に見えるのは新幹線高架橋)
調査区外に延びる性格不明遺構(南東から撮影)
水が常に湧いている埋没沢(南から撮影)
埋没沢から出土した深鉢形土器
三内丸山(9)遺跡遺構配置図