青森県埋蔵文化財調査センターの仕事


 青森県埋蔵文化財調査センターは、公共工事や開発に先立って、埋蔵文化財の発掘調査を企画、実施し、出土した遺構・遺物を図面・写真等により記録・整理し、分析・検討を加えたのち、その成果を発掘調査報告書として刊行することを 主な仕事としています。
 また、整理した遺物や記録資料を収蔵保管し、その活用を図って文化財保護の啓発に寄与することも重要な仕事です。

発掘調査
1.発掘 ◦青森県教育委員会が開発事業者等から委託された発掘調査の大部分について発掘調査を企画及び実施します。(年度当り十数か所)(4月から10月)
◦発掘調査は、主に次のような工程を経て進めています。
◦計画 → グリッド設定 → 粗掘り → 土層観察 → 遺構確認 → 遺構精査 → 写真撮影 → 実測図作成 → 遺物・分析資料採取 → 出土遺物の運搬 → 埋め戻し


2.整理・報告書作成 ◦前年度発掘した遺跡について、遺物等の整理を進め、発掘調査の成果を報告書にまとめて刊行します。(発掘から報告書刊行までは通常2カ年度を要します。)
◦整理・報告書作成は、主に次のような工程を経て進めています。
◦水洗い・乾燥 → 注記 → 分類・観察 → 接合・復元(・保存処理) → 実測図・拓影図作成 → トレース → 写真撮影 → 図版組み → 検討・編集 → 原稿執筆 → 刊行


保存
1.保存処理
◦出土したままの状態では保存に支障がある遺物について、保存のための科学的な処理を施します。
◦金属製品の錆とり、木製品の樹脂含浸など


2.収蔵・保管
◦収蔵展示室に収蔵保管するほか、各収蔵庫に遺物を保管します。
◦発掘調査の成果としての記録(実測図、写真、スライド等)を収蔵保管します。
◦県内外から寄贈された数多くの発掘調査報告書や関係図書などを、図書閲覧室及び書庫に収蔵保管しています。



活用・情報発信
1.資料活用
◦出土遺物や調査記録資料は、博物館、考古学研究者、出版社等に貸出し、写真撮影を許可するなど、収蔵保管する埋蔵文化財の活用に努めます。

2.普及活動
◦夏休み考古学者になろうー発掘・整理体験、遺跡現地見学会、発掘調査報告会などを開催し、埋蔵文化財の活用及び埋蔵文化財保護の普及啓発に努めます。


3.情報発信
◦研究紀要等を刊行します。
◦ウェブサイトを開設し、インターネットによる情報発信を推進します。



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