見学会の内容
当センターでは、平成15年度から津軽ダム建設事業に伴う発掘調査を西目屋村で実施しています。この事業に伴い発掘調査を必要とする遺跡は20ヶ所あり、面積にして約60万㎡と広大です。
水上(2)遺跡は、旧砂子瀬集落にあり、美山湖岸に接しているため、ダム湖の水位上昇時には水没することもあります。平成18年度の試掘調査では、縄文時代の石棺墓が2基確認されました。本年度は、ダム湖の水位が低くなった7月下旬から調査を行っており、新たに石棺墓6基と竪穴住居跡や土坑なども確認され、土器や石器とともに土偶も出土しています。本遺跡の発掘調査は次年度も行われる予定ですが、今後はダム工事も並行して進められるため、調査状況を公開できるのは今回のみとなりました。
見学会当日は、前週までの温暖な日から急に冷え込み雨模様の天気でしたが、午前の部と午後の部合わせて、103名の皆様が見学においでになりました。津軽ダム完成時にはダム湖に沈んでしまう本遺跡の調査状況と、これまで調査した川原平(1)遺跡および砂子瀬遺跡から出土した遺物もご覧いただきました。西目屋村の皆様を始め、県内各地ならび秋田県からもお越しいただき、誠にありがとうございました。
石棺墓検出状況
石棺墓解説[北東から撮影]
石棺墓解説[南から撮影]
竪穴住居跡1 :白い線で囲っているのが住居跡です。
[南から撮影]
竪穴住居跡2 :遺物が出土したら目印に竹串をたてます。
[南西から撮影]
竪穴住居跡3 :土層観察ベルトを十字に残して掘り下げています。
[東から撮影]
竪穴住居跡4 :住居跡から出土した遺物に関心が集まっ
ています。[北東から撮影]
展示会場 :右側は平成19年度に砂子瀬遺跡で発見された石囲炉を復元したものです(石は実物)。