【平成25年度実施報告】

夏休みに考古学者になろう!

-発掘体験・出土品整理体験―

  『夏休みに考古学者になろう!』が、平成25年7月24日(水)・25日(木)の両日行われました。1日目は、鰺ヶ沢町にある鳴戸(3)遺跡で『発掘体験』を、2日目は青森市の県埋蔵文化財調査センターで『出土品の整理』を体験しました。

【1日目】-発掘体験-

 当日は児童・保護者あわせて18名の方が参加しました。所長挨拶の後、発掘担当者の案内で平安時代の住居跡などを見学しました。この後、発掘調査の進め方や発掘機材の使い方などの説明を受け、いよいよ、発掘体験の始まりです。

 柿崎所長挨拶

 発掘現場の説明

 発掘用具の説明

 発掘開始

 土器が出てきました!

 測量機材の説明

 このようにして、1日目の発掘体験は無事終了しました。

【2日目】-出土品整理体験-

 出土品整理体験には、児童・保護者あわせて8名が参加しました。発掘調査で出土した遺物が、どのように室内で整理されていくのかを、センター各施設や各整理作業を見たりして学びました。  

 最初は、遺物の収蔵庫・水洗い室・注記室・保存処理室・X線室を見学し、注記室では実際に注記マシーンを使って注記作業を体験しました。この後、遺物 の水洗い作業を体験しました。

 午後は土器の接合と 土器の拓本とりを体験しました。土器の接合作業は、初めての人がほとんどで、最初は戸惑ったようです。しかし、次第に慣れていき、土器全体の形を復元した人もいました。この後の拓本とりは、普通の黒以外の色ー赤や青などーも使って、作業を楽しみながら体験していました。

 注記マシーンでの注記体験

 収蔵展示室の見学

 遺物の水洗い

 途中、テレビ局の取材を受ける

 土器片の接合

 土器の形になってきた!

 拓本のとり方の説明

 土器の文様が出てきた!

参加者の主な感想(内容を適宜、意訳してあります。小学生については、漢字に適宜変換してあります。)

●発掘体験でむずかしかったことが三つあります。一つ目は、掘ることです。昔の家のあるところは茶色でやわらかいよと教えてくれたけど、かたいところもあって大変でした。二つ目は、木の根を切ることです。私が掘ったところは、木の根が多く大変でした。三つ目は、土器を探し出すことです。何時間も探したけど見つけることができなく、最後の10分のところで、お母さんなどまわりの人に手伝ってもらい、なんとか探し出しました。うれしかったです!(小学3年)

●子供と一緒に発掘体験ができてとても良かったと思いました。平安時代の遺跡を見るのは初めてです。発掘も初めてなので、私にも掘り出せるのか心配でしたが、関係者の皆さんのおかげで、私も子供も小さな土器を掘り出すことができました。
 久しぶりに夢中になりました。楽しかったです。機会があったらまた、参加してみたいです。(保護者)

●今日の整理体験で、一番楽しかったのは「たく本」です。絵の具やスミを使い、色々な文様を作ったからです。もちろん、石器や土器などをあらうのも楽しかったし、土器のかけら一つ一つを組み立てたりするのに、たくさん頭を使いました。
 土器のレプリカに、自分の名前をプリンターで入れてもらって、とてもうれしかったです。そのほか、発掘したものを保管する倉庫で、「これすごいなあ」と思う物や「きれいだなあ」と思える物など、今日はとても楽しい一日だったなあと思いました。(小学4年)

●普段見ることのできない姪の顔が見られて、いい時間を過ごすことができました。また、自分自身も発掘作業などの体験ができ、姪共々、楽しい時間を過ごせたと思っています。
 これだけの体験は、中々できるものではないので、少しでも多くの子供達に体験させてあげたいものだと感じました。次回も参加したいと思います。(保護者)